ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

映画

インドの映画『きっと、うまくいく』を観て ②

(①からつづいています) 二人のやり取りを隣で聞いていたほろ酔いのラージューが、“ランチョー導師様”と頭を垂れて声をかけました。自分の情熱は工学にあるのに、どうして成績がビリなんだろうというのです。“それはお前が臆病だから”。ランチョーは即答する…

インドの映画『きっと、うまくいく』を観て ①

この映画は、おすすめの映画として何人もの人がインターネットで紹介されていました。レンタルDVDのパッケージにも、全世界で大ヒットしたとあります。多くの人が観て(または読んで)よかったと勧めてくれている作品は、いつも、わたしも誰かに勧めたくなりま…

映画『ツナグ』を観て ②

(①からつづいています) 夜が明けてきて、キラリの消えていった部屋を出た土谷が、歩美にお礼を言います。そうして階段を降りていく土谷の背に、歩美が声をかけました。土谷が立ち止まり振り返ります。“キラリさんのこと忘れないでください”。歩美の言葉に、…

映画『ツナグ』を観て ①

『ツナグ』もまた、映画『最強のふたり』のDVDの中で紹介されていました。死んだ人との再会をかなえてくれる案内人、“ツナグ”。会えるものなら、ツナグをとおして会わせてもらいたいだろうか? 自問しながらこの映画を観てみたいと思いました。 『ツナグ』は…

映画『砂漠でサーモン・フィッシング』を観て ②

(①からつづいています) 資産家は、イエメンの部族の長であるシャイフ・ムハンマドで、彼はこのプロジェクトに協力することになったジョーンズに、感謝の気持ちと、前向きな気持ちでやらなければ何も成功しないことを伝えました。 天然の鮭を手に入れることが…

映画『砂漠でサーモン・フィッシング』を観て ①

この作品も、映画『最強のふたり』のDVDに収録されていた映画案内の中の一本です。釣り好きな水産学者ジョーンズのもとに、ある日、投資コンサルタントのハリエット(女性)から一通の電子メールが届きます。ある資産家が中東のイエメン国に川を造り、鮭を釣っ…

映画『カルテット!人生のオペラハウス』を観て ②

(①からつづいています) レジーが、どうして歌うことをやめたのかと、ジーンに尋ねます。ジーンは、突然重圧が大きくなったのだと答えました。“今日の出来は昨日の出来よりよくなければならない⋯⋯でもそんなの無理。すごくピリピリして歌うことができなくなっ…

映画『カルテット!人生のオペラハウス』を観て ①

映画『最強のふたり』のDVDには、今まで観た中で最も多くの他作品の紹介映像が収録されていました。13作品くらいあったと思います。そのうちの1つが、『カルテット!人生のオペラハウス』でした。 引退した音楽家たちの老人ホームには、いつも音楽が満ち…

映画『最強のふたり』を観て ②

(①からつづいています) フィリップの現実も、ドリスの置かれた境遇も決して明るいものではないのに、二人のやりとりは笑えます。本当のことを喋っているようでいて、楽しく笑える話にしていくのです。笑えるって最強だと思いました。 フィリップがドリスに自…

映画『最強のふたり』を観て ①

映画『最強のふたり』の予告映像を、ずっと前にテレビで観たことがありました。今でもその映像を観ることができるのだろうかとインターネットで探してみると、すぐに見つかりました。 全身麻痺である大富豪フィリップが自身の介護人として雇ったのは、スラム…

映画『レンタネコ』を観て ③

(②からつづいています) 低く、簡単に作ってある竹垣のところでサヨコはよく、隣のおばあさんと顔を合わせます。おばあさんは、サヨコの気にしていることをズケズケと言ってきます。おばあさんが立ち去ったあとサヨコは、おばあさんのことを“ぜっていゆるさね…

映画『レンタネコ』を観て ②

(①からつづいています) 小ぶりのリヤカーの荷台に、ネコがすっぽりはまるくらいの深さのある長方形のかごを2つ、隙間なく固定しています。どちらのかごも、畳表のような通気性がよくネコが触れても痛くない素材で、3つに仕切られ、囲われているのです。6…

映画『レンタネコ』を観て ①

“都会の片隅にひっそりと一軒のレンタネコ屋がありました⋯⋯”。画面から、そんな言葉が流れてきました。『映画ホタルノヒカリ』を観ようとDVDを借りてきたとき、その前に、当時の新作DVDの紹介映像が数本あり、『レンタネコ』はそのうちの一本でした。さみし…

『映画 ホタルノヒカリ』を観て ②

(①からつづいています) “ずっと昔、遠い夏の記憶。おばあちゃんの家の縁側で見つけた小さな蛍。おばあちゃんは言った。蛍はね、きれいな水と流れる川と、ありのままの自然がなければ生きていけないんだよ。夏が来るたびに、あの日、幼かったわたしの手の中に…

『映画 ホタルノヒカリ』を観て ①

テレビドラマ『ホタルノヒカリ2』に続いて、2年後の2012年6月に公開された、『映画ホタルノヒカリ』のDVDを借りてきました。 2012年冬、主人公、雨宮蛍は部長の高野誠一と結婚して(高野蛍になって)、お正月を迎えていました。誠一は蛍とは別の会社…

『noma ノーマ、世界を変える料理』を観て⑤

(④からつづいています) おしまいに、レネさんがノルウェーの漁師から聞いた“パーフェクト・ストーム”の話をしてくれました。“パーフェクト・ストーム”というのは、空と海が一緒になって襲ってくる猛烈な嵐のことです。この世の終わりとも思える光景で、なす…

『noma ノーマ、世界を変える料理』を観て④

(③からつづいています) それについて、レネさんも補足されています。この食材しかダメだと制限したいわけではなく、大切なのは食材と向き合うことだというのです。できる限り北欧産の食材しか使いたくないというのは、それが食の世界に革命を起こす考え方で…

『noma ノーマ、世界を変える料理』を観て③

(②からつづいています) ノーマは、2010年、11年、12年と、3年続けて世界ベストレストランの1位に選ばれていました。2013年2月、ノーマで食事をした63名がノロウイルスに感染したのです。デンマーク保健委員会は原因を、体調不良のスタッフ、…

『noma ノーマ、世界を変える料理』を観て②

(①からつづいています) レネさんの家はマケドニアの農家でした。自然の中を自由に走り回り、どこへでも好きな場所に行ける、すばらしい生活だったといいます。生活が一変したのは、彼の両親が子どもたちを連れてデンマークに移り住んだからでした。60平米…

『noma ノーマ、世界を変える料理』を観て①

『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』のDVDを観たとき、その前に4編ほどの(当時の)新作DVD案内があり、その最初の作品が、『noma ノーマ、世界を変える料理』でした。 北欧デンマーク、世界一予約のとれないレストラン、ノーマ。世界ベストレ…

『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』を観て④

(③からつづいています) 旅を終えたムーア監督が、ドイツのベルリンの壁で、友人のロッドさんと落ち合いました。1989年11月、ベルリンに旅行中のムーア監督は、ベルリンの壁をノミで叩いていることを聞きます。時間があったので行ってみました。まだ人…

『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』を観て③

(②からつづいています) アイスランドでは、1975年10月24日、90%の女性が仕事を放棄し、ストライキを起こしました。学校も銀行も閉鎖。子どもの食事もなく、バスも来ません。その日の効果によって、女性の価値を見直させ――男女は対等になりました…

『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』を観て②

(①からつづいています) 加えてフィンランドの学校には、統一テストがありません。テストで点を取る訓練は教育ではないという理念によるものです。統一テストがないために、この国では、どの学校も同じレベルであるといいます。また、学校を設立し授業料を取…

『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』を観て①

『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』のDVDを観たとき、その前に、当時の新作DVDの紹介映像が4本ほど収録されていました。そのうちの1本が、『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』です。ジャーナリストであり、ドキュメンタリー映画監督で…

『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』を観て②

(①からつづいています) 実は、この展覧会は、美術館で予定されていた企画展が土壇場になって開催できなくなったため、コーダ学芸員から、以前より親交のあったアイリスさんに助けを求めたものでした。スポンサーがいなかったので、大がかりな宣伝ができない…

『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』を観て①

幼いころから、おばあさんに憧れる気持ちがありました。経験に基づいた思慮深さであったり、つらい場所に止まっていない根の明るさを感じたからだと思います。なので自分より年上の人のお話を聞くことが好きでした。 少し前に図書館で借りた本、『ずっと読み…

観てよかったと言われている映画 ②

(①からつづいています) 映画を観て心に残ったのは、2人が暗い顔をして最悪だと言わないことです。初めに検査結果を医師から告げられたエドワードに、カーターは「大丈夫か」と声をかけました。その後、カーターも自分の病状を聞きます。エドワードに向き直…

観てよかったと言われている映画 ①

『最高の人生の見つけ方』は、多くの人が観てよかったと言われている映画です。いつも利用させてもらっているレンタルDVD店では、今から13年前に公開されているのにもかかわらず、未だに写真付きでお薦めの作品として掲示されています。わたしもその映…

『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』を観て②

(①からつづいています) ダンブルドア校長に託された仕事のためにホグワーツに行きたいというハリーに、アバーフォースは言います。兄が君に課したのは自殺行為の任務だと。また、兄が自分や妹のことを話したことがあるかと尋ね、何も教えない男のことを信用…

『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』を観て①

この作品を観る前は、物語が完結するんだという安堵感と、そこに至る進展を見ることができる期待感がありました。 観終わったあとは、期待していたものを超えていました。 ハリーは不安な状況の中でも、自分の信じるものを、1から悩み直すことはないのでし…