映画
(②からつづいています) ノーマは、2010年、11年、12年と、3年続けて世界ベストレストランの1位に選ばれていました。2013年2月、ノーマで食事をした63名がノロウイルスに感染したのです。デンマーク保健委員会は原因を、体調不良のスタッフ、…
(①からつづいています) レネさんの家はマケドニアの農家でした。自然の中を自由に走り回り、どこへでも好きな場所に行ける、すばらしい生活だったといいます。生活が一変したのは、彼の両親が子どもたちを連れてデンマークに移り住んだからでした。60平米…
『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』のDVDを観たとき、その前に4編ほどの(当時の)新作DVD案内があり、その最初の作品が、『noma ノーマ、世界を変える料理』でした。 北欧デンマーク、世界一予約のとれないレストラン、ノーマ。世界ベストレ…
(③からつづいています) 旅を終えたムーア監督が、ドイツのベルリンの壁で、友人のロッドさんと落ち合いました。1989年11月、ベルリンに旅行中のムーア監督は、ベルリンの壁をノミで叩いていることを聞きます。時間があったので行ってみました。まだ人…
(②からつづいています) アイスランドでは、1975年10月24日、90%の女性が仕事を放棄し、ストライキを起こしました。学校も銀行も閉鎖。子どもの食事もなく、バスも来ません。その日の効果によって、女性の価値を見直させ――男女は対等になりました…
(①からつづいています) 加えてフィンランドの学校には、統一テストがありません。テストで点を取る訓練は教育ではないという理念によるものです。統一テストがないために、この国では、どの学校も同じレベルであるといいます。また、学校を設立し授業料を取…
『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』のDVDを観たとき、その前に、当時の新作DVDの紹介映像が4本ほど収録されていました。そのうちの1本が、『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』です。ジャーナリストであり、ドキュメンタリー映画監督で…
(①からつづいています) 実は、この展覧会は、美術館で予定されていた企画展が土壇場になって開催できなくなったため、コーダ学芸員から、以前より親交のあったアイリスさんに助けを求めたものでした。スポンサーがいなかったので、大がかりな宣伝ができない…
幼いころから、おばあさんに憧れる気持ちがありました。経験に基づいた思慮深さであったり、つらい場所に止まっていない根の明るさを感じたからだと思います。なので自分より年上の人のお話を聞くことが好きでした。 少し前に図書館で借りた本、『ずっと読み…
(①からつづいています) 映画を観て心に残ったのは、2人が暗い顔をして最悪だと言わないことです。初めに検査結果を医師から告げられたエドワードに、カーターは「大丈夫か」と声をかけました。その後、カーターも自分の病状を聞きます。エドワードに向き直…
『最高の人生の見つけ方』は、多くの人が観てよかったと言われている映画です。いつも利用させてもらっているレンタルDVD店では、今から13年前に公開されているのにもかかわらず、未だに写真付きでお薦めの作品として掲示されています。わたしもその映…
(①からつづいています) ダンブルドア校長に託された仕事のためにホグワーツに行きたいというハリーに、アバーフォースは言います。兄が君に課したのは自殺行為の任務だと。また、兄が自分や妹のことを話したことがあるかと尋ね、何も教えない男のことを信用…
この作品を観る前は、物語が完結するんだという安堵感と、そこに至る進展を見ることができる期待感がありました。 観終わったあとは、期待していたものを超えていました。 ハリーは不安な状況の中でも、自分の信じるものを、1から悩み直すことはないのでし…
(②からつづいています) やがて魔法省は陥落し、魔法大臣も死んでしまったこと、そして直にデス・イーターが現れることを、屋内に飛び込んできた光の球によって伝えられました。ハリーとロン、そしてハーマイオニーは追い立てられるように隠れ家から脱出した…
(①からつづいています) 今回の作品、7作目の『死の秘宝PART1』を観終わったあと、思い出したハリーの言葉があります。運がよかっただけだ。いつも何かに助けられた。5作目の『不死鳥の騎士団』でハーマイオニーたちが、それまでのハリーの活躍を周りの仲…
前作の『謎のプリンス』で、ダンブルドア校長とハリーは、ヴォルデモートの陰謀を知ることになりました。魔法薬学の教授、スラグホーンの真実の記憶によってです。ヴォルデモートは、恐ろしい方法で自身の魂を切り分け、分霊箱に隠していたのです。そうする…
(①からつづいています) ダンブルドア校長は、ハリーに力を借りることにしたのです。おかげで校長のことを避けてきた、その教授のホグワーツ復職には成功しました。あとはハリーに、彼が本当の記憶を明かすよう説得してほしいというのでした。 映画を観ている…
『ハリー・ポッター』の映画を観ていて気付かされることは、みんながそれぞれに事情を抱えて生きているということです。 前作の『不死鳥の騎士団』では、ハグリッドと父親ちがいの、巨人の弟が森の中に一人で住んでいました。ハグリッドがホグワーツにいられ…
(①からつづいています) ロンとハーマイオニーはもちろん、ハリーのことを信じています。人には分からないと言って、一人で背負いこもうとするハリーに、ハーマイオニーは分かるように説明してほしいのだと一歩踏み込んでくれるのです。 その場にいた他の人に…
『ハリー・ポッター』シリーズは、1つのタイトルの作品で1年が経過しています。前作の『炎のゴブレット』は4作目だったので、ハリーたちが11歳でホグワーツに入学してから3年が経っていました。 初めてホグワーツに向かう汽車の中では、ハリーが買った…
(①からつづいています) いよいよ、代表選手の発表の日。ダームストラング校は、ビクトール・クラム。ボーバトン校の代表は、フラー・デラクール。そしてホグワーツ校は、セドリック・ディブリーに決まりました。その後、もう一枚ゴブレットの中から紙が舞い…
『ハリー・ポッター』の映画、2作目、3作目の最初の場面には、叔母の家で新しい学年が始まるのを待っているハリーの姿がありました。そこにハリーの居場所はないので、観ている方も穏やかな気持ちにはなりません。 4作目である今回の物語では、ハリーが恐…
(①からつづいています) ホグワーツへの汽車の中でハリーは、脱獄した殺人犯をアズカバンから追ってきた“吸魂鬼(ディメンター)”に襲われました。ディメンターにキスをされると魂を吸い取られてしまいます。ハリーをディメンターから救出してくれたのは、“闇の…
ハリーはいつものように、学校が始まるのを叔母夫婦の家で待っていました。そこへ叔父の妹が訪ねてきました。彼女はハリーと顔を合わせるなり、お前まだここに? と聞きます。ハリーが幾分低い声で、はい、と返事をすると彼女は、恩知らずな言い方だと非難し…
(①からつづいています) そのうちの1人、スリザリンは、純粋に魔法族の家系にのみ魔法教育を与えるべきだと考えました。残りの3人の反対で、彼は学校を去ります。伝説では、彼が学校を去る前に、城の中に自分で作った“秘密の部屋”を封印したのです。彼の継…
1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』の最後は、ホグワーツでの1学年が終わり、生徒たちがそれぞれ家路につく場面でした。ハリーがこれから戻っていかなければならない叔母夫婦の家に、彼の居場所はあるのだろうか、と思いつつ2作目の『ハリー・ポッター…
(②からつづいています) ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は、学校が“賢者の石”を守っている仕掛け扉の中へ入っていきました。そこに、邪な考えを持つ者が潜入したと思われたからです。その者と対決するまでにも、何人もの先生がかけた呪文や魔法をくぐり…
(①からつづいています) ハリーがホグワーツに入学したことを知った、名門の出であるマルフォイはハリーに、魔法族にも家柄の上下があることを告げ、自分が友だちの選び方を教えようと言うのでした。片手を差し出したマルフォイの前でハリーは、いったん目を…
ずっと前にテレビで、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』を観たことがあります。ただ自宅で気軽に観たこともあって、コマーシャルになると立ち上がって、やりかけの用事をすませて戻ってくる、というような見方でした。なので最初の場面が抜けていたり、コ…
(②からつづいています) 王の息子のレゴラスと、タウリエルはドワーフを助けるために急ぎました。それぞれの死闘のあと、その丘にやって来た王に、レゴラスは森には戻れないことを伝えました。どこへ行く? と聞いても、分からないと答える息子に、王は北へ行…