いつも利用させてもらっているレンタルDVD店のお薦めの棚にあった、黄色い背表紙に黒っぽい文字で『461個のおべんとう』と書かれた、DVDケースに目が止まりました。手に取って見ると、それは、妻と別れたミュージシャンの男性が、15歳の息子と二人で暮…
いつも利用させてもらっている市立図書館では、新しく図書館に入ってきた本が、ロの字の形に置かれた会議テーブルの上に、適度な間隔を空けて一冊ずつ平置きされています。会議テーブルの周りを回りながら本を見ているのですが、本が見やすく、手にも取りや…
『ニューヨーク公共図書館』という映画があることをインターネットで知りました。少し前のことです。図書館や本屋さんという場所が好きなので、タイトルだけが頭の中に残ったのでしょうか。どんな作品なのか分からないのでした。もう一度インターネットで調…
「もし私たちが自分の欠点や弱さをありのままに受け止め、欠点や弱さがあったとしても、自分は幸せな人生を送るに値すると信じるならば、愛が入ってくるための巨大な窓を開け放すことが出来るのだ」。 上記の文章が、パウロ•コエーリョさんの書かれた『ヴァ…
どうしたらいいのか分からない中でも、目の前のことに一生懸命向かっていたら、なるようになるのかもしれないと、この映画を観終わったあと感じました。また、一生懸命に生きていたら、最後にごほうびをもらえるんだ、とも思えたのです。 『おくりびと』は、…
少し前、黒柳徹子さん司会の『徹子の部屋』に、女優の室井滋さんが出演されていました。お話を聴いているうちに、久しぶりに室井さんの書かれたエッセイを読みたくなりました。今から30年前ごろから、『むかつくぜ!』や『キトキトの魚』、『東京バカッ花』…
(①からつづいています) 旅が始まりました。ドクターはトニーの言葉遣いを、それなりに魅力的であることを認めつつも、語調、抑揚、言葉の選び方などについて「簡単な矯正法があるので教えよう」とか、「その気があれば君なら直せる」などと言います。慣れ…
『グリーンブック』を観るまでには道のりがありました。まず、多くの人が観てよかったと言われている映画、『最高の人生の見つけ方』から始まりました。この作品は、2007年に公開されたアメリカ映画です。異なった環境で生きてきた二人の男性が、病室で互い…
今年(2023年)の4月、テレビ番組の『ナニコレ珍百景』で、賞状や表彰状の文字を手で書く仕事をしている男性が、取材を受けておられました。男性は、今年で100歳になるといわれ、67歳で印刷会社の経営を引退した後も、文字を書くことが好きだったので、手書…
今年(2023年)のある日曜日、遅めの夕食をすませ、流し台に洗い物を置いたまま、ぼんやりとテレビを観ていたものの、何らかのタイミングでそろそろ動かないとなあ……と思っていました。そんなときにテレビの画面から、夫婦仲が円満にいく秘訣として、「配偶…