2021-01-01から1年間の記事一覧
(①からつづいています) ティムとメアリーは結婚することになります。コーンウォールでの結婚式当日は、どしゃ降りの雨。といっても、そこはティムの家族、屋外のテントで披露宴をしようというのです。強風のために傘もさせないので披露宴会場への移動も一苦…
レンタルDVD店の棚を上段から、真横にずーっと目を移動させていたとき、『アバウト・タイム』のタイトルに目が止まりました。どういう意味だろう? 手に取ったパッケージを見ると、『ラブ・アクチュアリー』や『ノッティングヒルの恋人』を撮った、リチャー…
(①からつづいています) 二人のやり取りを隣で聞いていたほろ酔いのラージューが、“ランチョー導師様”と頭を垂れて声をかけました。自分の情熱は工学にあるのに、どうして成績がビリなんだろうというのです。“それはお前が臆病だから”。ランチョーは即答する…
この映画は、おすすめの映画として何人もの人がインターネットで紹介されていました。レンタルDVDのパッケージにも、全世界で大ヒットしたとあります。多くの人が観て(または読んで)よかったと勧めてくれている作品は、いつも、わたしも誰かに勧めたくなりま…
(①からつづいています) 夜が明けてきて、キラリの消えていった部屋を出た土谷が、歩美にお礼を言います。そうして階段を降りていく土谷の背に、歩美が声をかけました。土谷が立ち止まり振り返ります。“キラリさんのこと忘れないでください”。歩美の言葉に、…
『ツナグ』もまた、映画『最強のふたり』のDVDの中で紹介されていました。死んだ人との再会をかなえてくれる案内人、“ツナグ”。会えるものなら、ツナグをとおして会わせてもらいたいだろうか? 自問しながらこの映画を観てみたいと思いました。 『ツナグ』は…
(①からつづいています) 資産家は、イエメンの部族の長であるシャイフ・ムハンマドで、彼はこのプロジェクトに協力することになったジョーンズに、感謝の気持ちと、前向きな気持ちでやらなければ何も成功しないことを伝えました。 天然の鮭を手に入れることが…
この作品も、映画『最強のふたり』のDVDに収録されていた映画案内の中の一本です。釣り好きな水産学者ジョーンズのもとに、ある日、投資コンサルタントのハリエット(女性)から一通の電子メールが届きます。ある資産家が中東のイエメン国に川を造り、鮭を釣っ…
(①からつづいています) レジーが、どうして歌うことをやめたのかと、ジーンに尋ねます。ジーンは、突然重圧が大きくなったのだと答えました。“今日の出来は昨日の出来よりよくなければならない⋯⋯でもそんなの無理。すごくピリピリして歌うことができなくなっ…
映画『最強のふたり』のDVDには、今まで観た中で最も多くの他作品の紹介映像が収録されていました。13作品くらいあったと思います。そのうちの1つが、『カルテット!人生のオペラハウス』でした。 引退した音楽家たちの老人ホームには、いつも音楽が満ち…
(①からつづいています) フィリップの現実も、ドリスの置かれた境遇も決して明るいものではないのに、二人のやりとりは笑えます。本当のことを喋っているようでいて、楽しく笑える話にしていくのです。笑えるって最強だと思いました。 フィリップがドリスに自…
映画『最強のふたり』の予告映像を、ずっと前にテレビで観たことがありました。今でもその映像を観ることができるのだろうかとインターネットで探してみると、すぐに見つかりました。 全身麻痺である大富豪フィリップが自身の介護人として雇ったのは、スラム…
(①からつづいています) その後、蛍は大阪支社に転勤になります。蛍が関西で働いている間、部長とは一度も会うことがありませんでした。蛍は部長と一緒にいたころから始めた500円玉貯金を続けていました。ビールを2日に1本にして、つもり貯金をすること…
ひうらさとるさんの描かれた『ホタルノヒカリ』(講談社)の、最新シリーズである『ホタルノヒカリBABY』を単行本で最終巻まで読んだとき、テレビドラマや映画で知っている物語とは少し違う、もうひとつのお話があることが分かりました。 それは、蛍、部長、一…
ひうらさとるさんが描かれた『ホタルノヒカリBABY』は、女性漫画誌『Kiss』(講談社)では今年(2021年)の6月号で、単行本においては先日(7月中旬)発売された第6巻で完結しました。 『ホタルノヒカリ』シリーズとしては、『Kiss』誌上で2004年夏に連…
(②からつづいています) 低く、簡単に作ってある竹垣のところでサヨコはよく、隣のおばあさんと顔を合わせます。おばあさんは、サヨコの気にしていることをズケズケと言ってきます。おばあさんが立ち去ったあとサヨコは、おばあさんのことを“ぜっていゆるさね…
(①からつづいています) 小ぶりのリヤカーの荷台に、ネコがすっぽりはまるくらいの深さのある長方形のかごを2つ、隙間なく固定しています。どちらのかごも、畳表のような通気性がよくネコが触れても痛くない素材で、3つに仕切られ、囲われているのです。6…
“都会の片隅にひっそりと一軒のレンタネコ屋がありました⋯⋯”。画面から、そんな言葉が流れてきました。『映画ホタルノヒカリ』を観ようとDVDを借りてきたとき、その前に、当時の新作DVDの紹介映像が数本あり、『レンタネコ』はそのうちの一本でした。さみし…
(②からつづいています) 藤木直人さんが声を担当している役柄は、ミゲルが死者の国で出会ったヘクターという名前のガイコツです。ガイコツ姿で藤木さんのさわやかな声は、似合っているとは言い難かったのですが、ヘクターが若くして命を落としたことを知ると…
(①からつづいています) 『リメンバー・ミー』は、ピクサー・アニメーション・スタジオによって製作された作品です。監督は、『トイ・ストーリー3』も手がけられたリー・アンクリッチさん。2017年11月にアメリカで公開され、第90回アカデミー賞で、…
人気の漫画、『ホタルノヒカリBABY』(講談社)の単行本、1巻と2巻の巻末には、作者のひうらさとるさんと、(テレビドラマや映画で部長を演じられた)藤木直人さんのスペシャル対談がありました。お話の中で藤木さんが、ディズニー提供によるアニメーション映…
(①からつづいています) 2巻では、部長が一の通っている保育園の園長先生から、“ごめんなさい”よりも“ありがとう”のほうがいいときがあることを教えてもらいます。わたしもとっさに“ごめんなさい”や、“すみません”を使っていることに気づきました。たしかに…
ひうらさとるさんの描かれた『ホタルノヒカリSP』を読んだあと、引き続いて『ホタルノヒカリBABY』を読みました。『BABY』のほうも女性漫画誌『Kiss』(講談社)で、2017年12月号から連載が始まり、今年(21年)6月号で完結されたようです。全34話で…
(②からつづいています) アイドルのオタク活動において自担というのは、応援しているグループの中でも最も力を注いで応援している人のことで、つまり自分の担当という意味であるそうです。4巻で、子どもを出産して2年くらいの間アイドル界のことをすっかり…
(①からつづいています) 光は、元いた会社にリストラされていました。蛍は光が普段から、オタク活動のために食べ物などを節約することを心配していたので、蛍の働く会社に光を入社させようとしていたのです。会社の正規の採用試験に、光はすでに合格していま…
ひうらさとるさんの人気漫画『ホタルノヒカリ』は、女性漫画誌『Kiss』(講談社)において、2004年(8月10日発売)から09年(6月25日発売)まで(全87話)連載されています。単行本では全15巻です。続編として『ホタルノヒカリSP』が、2014年3…
(①からつづいています) “ずっと昔、遠い夏の記憶。おばあちゃんの家の縁側で見つけた小さな蛍。おばあちゃんは言った。蛍はね、きれいな水と流れる川と、ありのままの自然がなければ生きていけないんだよ。夏が来るたびに、あの日、幼かったわたしの手の中に…
テレビドラマ『ホタルノヒカリ2』に続いて、2年後の2012年6月に公開された、『映画ホタルノヒカリ』のDVDを借りてきました。 2012年冬、主人公、雨宮蛍は部長の高野誠一と結婚して(高野蛍になって)、お正月を迎えていました。誠一は蛍とは別の会社…
(①からつづいています) 最終夜で、高野部長が、“自分のしあわせが何か分からない人間が、人をしあわせにできると思うか?”と蛍に問いかけます。蛍に、まずはこれから先もずっと干物女でいるのかどうか考えるように言いました。高野部長が自分なりに、ありの…
テレビドラマ『ホタルノヒカリ』(原作は、ひうらさとるさんの人気漫画、『ホタルノヒカリ』【講談社刊『Kiss』】です)に続いて、『ホタルノヒカリ2』もDVDを借りてきました。 『ホタルノヒカリ2』は、前作から3年後の2010年7月から、前作同様、日本…