ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を観て②

(①からつづいています)


いよいよ、代表選手の発表の日。ダームストラング校は、ビクトール・クラム。ボーバトン校の代表は、フラー・デラクール。そしてホグワーツ校は、セドリック・ディブリーに決まりました。その後、もう一枚ゴブレットの中から紙が舞い上がり、そこには“ハリー・ポッター”と書かれていたのです。名前を入れたのか? 上級生に頼んだ?ダンブルドア校長はハリーに確かめましたが、ハリーに身に覚えなどありません。


最初は“闇の印”で、次はハリーが代表選手に加わったこと。それが意味するものは何なのかを見抜くために、ダンブルドア校長は成り行きを見守ることにしたのです。


ヴォルデモートは、魔法学校の対抗試合を利用してハリーをおびき寄せるのでした。ヴォルデモートがハリーに言います。後ろを見せるな、俺様を見ながら息絶えろ、と。光が失せていくハリーの目を見たいというのです。分かった。物陰に隠れていたハリーは、決心するとヴォルデモートの前に出ていきました。


心を決めたハリーに、思いがけない援軍が来てくれたのです。そのおかげでハリーは学校に戻ることができました。けれどハリーの傍らには、ヴォルデモートに命を奪われた青年が横たわっていたのです。


ダンブルドア校長が、寮の部屋に一人でいるハリーを訪ねてきました。試練の時を前に我々は――正しいものと楽なものの二者択一を迫られる。校長はハリーにそう語り、忘れないように念を押してくれました。お前には友達がいる。独りではない、と。


今回は、物語の終わりにも気持ちがふっと緩むことはありませんでした。不安感の対処法は、ハリーのように心を決めることかもしれません。