ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』を観て①

『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』のDVDを観たとき、その前に、当時の新作DVDの紹介映像が4本ほど収録されていました。そのうちの1本が、『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』です。ジャーナリストであり、ドキュメンタリー映画監督でもあるマイケル・ムーアさんが、世界侵略という名目で、世界各国を飛びまわって、有益な考え方や制度をアメリカ合衆国に持ち帰ってくる、そんな主旨の映画のようでした。観たいと思ったので、アイリス・アプフェルさんの映画の後に観ることにしました。


マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』は、2016年に公開されたアメリカのドキュメンタリー映画です。製作、監督、脚本はマイケル・ムーアさんで、また監督自らが、その問題をよく知る人たちに会って話を聴き、取材を重ねています。訪れた国は9か国。イタリア、フランス、フィンランドスロベニア、ドイツ、ポルトガルノルウェーチュニジアアイスランドの国々です。


生徒の学力が世界でもトップレベルであるフィンランドの学校には、宿題がありません。宿題を廃止すれば、生徒たちは放課後に友だちと遊んだり、家族と過ごしたり、スポーツや音楽や読書など、色々なことができます。また低学年の授業時間は、月曜は3時間、火曜は4時間、合計で週に20時間であるといいます。“そんな短時間で何が出来る?” ムーア監督の問いかけに校長先生は、“脳を休ませないと”と答えました。“ずっと酷使してると学べなくなる、それじゃ意味がないわ”というのでした。


(②につづきます)