ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を観て①

1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』の最後は、ホグワーツでの1学年が終わり、生徒たちがそれぞれ家路につく場面でした。ハリーがこれから戻っていかなければならない叔母夫婦の家に、彼の居場所はあるのだろうか、と思いつつ2作目の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を観ました。


ハリーは、ハグリッドからもらったアルバムを見ていました。表紙を開けると、そこには生まれたばかりのハリーと両親の姿があります。次のページには、ロンとハーマイオニーと一緒に笑っているハリーがいました。どちらも、その場所をひらく度に写真を撮った当時と同じように、そこにいる人の動きが再現されるのです。叔母の家族とは以前とかわりなく、心が通うことはありません。けれどハリーには、友だちのいるホグワーツという居場所ができていました。


新しい学年が始まるのを心待ちにしているハリーのもとに、“屋敷しもべ”のドビーがやって来ました。屋敷しもべというのは、忠誠を捧げた魔法使いの一家に一生仕える召使のことです。ドビーはその立場から知り得た情報をもとに、今学期ハリーがホグワーツに戻ることのないように警告しました。学校に恐ろしい罠が仕掛けられているというのです。


ハリーを守りたい気持ちから出た、ドビーの妨害工作をくぐり抜けたハリーとロンは、なんとかホグワーツに辿りつきました。ほどなく学校の壁に、“秘密の部屋は開かれたり継承者の敵よ心せよ”という血文字が書かれたのです。


マクゴナガル先生の授業中に、ハーマイオニーが“秘密の部屋”のことを尋ねました。先生の話によると、ホグワーツは1000年以上も前に、ゴドリック・グリフィンドール、ヘルガ・ハッフルパフ、ロウエナ・レイブンクロー、そしてサラザール・スリザリンという4人の偉大な魔女と魔法使いによって創設されたのです。


(②につづきます)