ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』を観て①

この作品を観る前は、物語が完結するんだという安堵感と、そこに至る進展を見ることができる期待感がありました。


観終わったあとは、期待していたものを超えていました。


ハリーは不安な状況の中でも、自分の信じるものを、1から悩み直すことはないのでした。


“死の秘宝”という伝説がありました。“ニワトコの杖”は、世界で最強の杖です。敵から身を隠せる、“透明マント”。そして“蘇りの石”は、愛する人を死の国から戻せます。この3つを手にすることができたら、“死を制する者”になるというのです。そのうちの“ニワトコの杖”の存在と在りかをヴォルデモートに教えたのは、杖の術を学んだオリバンダーでした。拷問されてのことです。ハリーから、ヴォルデモートがその杖を見つけたことを聞いたオリバンダーは、本当にあの人がニワトコの杖を手にしたなら――残念ながらもう君に勝ち目はない、と告げます。ちゅうちょすることなく、自分のほうが先にやつを倒すまでだと返したハリーの顔を見て、ロンとハーマイオニーは無言でした。


ホグワーツにある分霊箱を探し出すために、うす暗がりの中、ホグズミードの町にハリーたち3人が現れた途端、侵入者を知らせる声と警告音がしたのです。たちまち追われる身になった3人の窮地を救ってくれたのは、ダンブルドア校長の弟、アバーフォースでした。彼はこれまでも、シリウスが持っていた欠けた鏡を見ることでハリーを見守っていました。鏡のかけらはハリーが持っていて、彼がそれを覗き込むことで本体の鏡に、ハリーの様子が映し出されていたのです。


(②につづきます)