ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を観て②

(①からつづいています)


そのうちの1人、スリザリンは、純粋に魔法族の家系にのみ魔法教育を与えるべきだと考えました。残りの3人の反対で、彼は学校を去ります。伝説では、彼が学校を去る前に、城の中に自分で作った“秘密の部屋”を封印したのです。彼の継承者のみがその封印を解くことができ、部屋の中に棲む恐ろしい怪物を解き放ち操ることで、魔法を学ぶ資格がないと彼が考える者を追放するのだというのです。


ハリーとロン、ハーマイオニーの3人は、秘密の部屋の謎を追うことになりました。


ダンブルドア校長に呼ばれたハリーは、校長の部屋で、赤い鳥に突然火がついて燃え尽きてしまうのを目撃しました。見ているだけで何もできなかったことを、その場にいなかった校長に告げると、その時期じゃった、と返ってきたのです。ダンブルドア先生が飼っている鳥、フォークスは不死鳥で、死ぬ時が来ると燃焼して灰になり、そしてまた灰の中からよみがえるというのです。不死鳥は重い荷物を運び、その涙には癒しの力が宿っているのでした。


秘密の部屋の中で追い詰められたハリーのところに、フォークスが飛んできて援護してくれました。ダンブルドア校長がたとえ追放されたとしても、先生は戻る彼を信じる者がいる限り、そうハリーが言い切ったときのことでした。ハリーの揺るぎないダンブルドア先生への信頼が、フォークスを呼び寄せることができたのです。


ドビーは屋敷しもべの身から自由になりました。どういうことがおこると、そうなれるのかということを、以前ハリーに話したことがありました。ハリーはそれを覚えていたのです。喜んだドビーはハリーに、どうやってお礼をしたらいいのかを尋ねました。1つ約束して。ハリーの言葉にドビーは、何でも約束すると答えます。それに対してハリーの口から出た願いは、ハリーを思うあまりに暴走していたドビーの心にやっと届いたようでした。