ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

『絵の仕事をするために、描き続ける方法 美術の進路相談』を読んで

市立の図書館で、この本を見つけました。水色の表紙には、中学生くらいの男子生徒と女子生徒、それから大人の男性が、絵を描く道具を持って描かれています。ページをめくると、始まったのは漫画です。読んでいくと、絵を描く仕事について一般的に思われてい…

外山滋比古著『思考の整理学』を読んで

家の近くのレンタルDVD店では、本屋さんが併設されています。その本屋さんの棚に、『思考の整理学』という本を見つけました。そのような本を探していたはずなのに、一瞬、本のタイトルに身構えてしまいました。そのあと心が軽くなったのは、タイトルの下に外…

綾瀬はるかさんの映像を観て

テレビドラマ『ホタルノヒカリ』を観て以来、ときどき綾瀬はるかさんの映像が観たくなります。なぜなのでしょう? 真面目で一生懸命でありながら、見ていると、どこかおかしみがある綾瀬さんの演じる姿を観たいのだと思います。 そんなことを考えている間に…

映画『461個のおべんとう』を観て

いつも利用させてもらっているレンタルDVD店のお薦めの棚にあった、黄色い背表紙に黒っぽい文字で『461個のおべんとう』と書かれた、DVDケースに目が止まりました。手に取って見ると、それは、妻と別れたミュージシャンの男性が、15歳の息子と二人で暮…

『なぜ英国は児童文学王国なのか ファンタジーの名作を読み解く』を読んで

いつも利用させてもらっている市立図書館では、新しく図書館に入ってきた本が、ロの字の形に置かれた会議テーブルの上に、適度な間隔を空けて一冊ずつ平置きされています。会議テーブルの周りを回りながら本を見ているのですが、本が見やすく、手にも取りや…

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』を観て

『ニューヨーク公共図書館』という映画があることをインターネットで知りました。少し前のことです。図書館や本屋さんという場所が好きなので、タイトルだけが頭の中に残ったのでしょうか。どんな作品なのか分からないのでした。もう一度インターネットで調…

『ヴァルキリーズ』を読んで

「もし私たちが自分の欠点や弱さをありのままに受け止め、欠点や弱さがあったとしても、自分は幸せな人生を送るに値すると信じるならば、愛が入ってくるための巨大な窓を開け放すことが出来るのだ」。 上記の文章が、パウロ•コエーリョさんの書かれた『ヴァ…

映画『おくりびと』を観て

どうしたらいいのか分からない中でも、目の前のことに一生懸命向かっていたら、なるようになるのかもしれないと、この映画を観終わったあと感じました。また、一生懸命に生きていたら、最後にごほうびをもらえるんだ、とも思えたのです。 『おくりびと』は、…

室井滋さんのエッセイを読んで

少し前、黒柳徹子さん司会の『徹子の部屋』に、女優の室井滋さんが出演されていました。お話を聴いているうちに、久しぶりに室井さんの書かれたエッセイを読みたくなりました。今から30年前ごろから、『むかつくぜ!』や『キトキトの魚』、『東京バカッ花』…

映画『グリーンブック』を観て ②

(①からつづいています) 旅が始まりました。ドクターはトニーの言葉遣いを、それなりに魅力的であることを認めつつも、語調、抑揚、言葉の選び方などについて「簡単な矯正法があるので教えよう」とか、「その気があれば君なら直せる」などと言います。慣れ…