読書
(⑤からつづいています) 2010年の夏に亡くなられた草刈さんのお母さんは、よく“ありがとうとごめんなさいを素直に言える人になりなさい”と言ってくれたそうです。草刈さんは、変なプライドやメンツにこだわらずにここまで来られたのもお母さんのお陰だと…
(④からつづいています) 2011年に草刈さんは、それまでの芸能事務所から独立しました。そのときからの顔ぶれのスタッフが、仕事を離れたところで格好にあまり構わない草刈さんに、どの現場に行くにもスタイリストとヘアメイクを伴うように助言してくれた…
(③からつづいています) 草刈さんの初舞台は、1984年12月。3時間もの長丁場でした。そこそこの量の台詞を喋り、NGもカットもありません。その緊張感の中で何とかやりおおせたということに達成感や満足感があったのだといわれます。それまで嫌いだった…
(②からつづいています) その後、草刈さんは環境にも恵まれ、大きな仕事を次々こなしていかれました。“あまりに華やかに人生が開け、仕事も順調に進んでいくので、徐々に自信がそこはかとない不安に勝り、勘違いをしていったのだと思います”。草刈さんは、こ…
(①からつづいています) ある日、街中で、草刈さんは一人の中年男性から声をかけられます。その人はスナックのマスターで、彼の店の厨房で(当時、草刈さんは16歳で接客の仕事はできなかったので)働くことになりました。夜、学校で勉強したあと、クラブ活動…
わたしにとって草刈正雄さんのイメージは、今から40年以上前の1978年、資生堂のシャワーコロン、ブラバスのテレビコマーシャルでした。“カリフォルニアシャワー”の文字が画面に表示され、白いスーツ姿の草刈さんが真っすぐな小道を走ってきます。道の…
“一度や二度、踏まれたくらいであれば雑草も立ち上がってきます。しかし、何度も踏まれるような場所では、雑草は立ち上がってきません”。これは、『面白くて眠れなくなる植物学』(稲垣栄洋著・PHP研究所)の中にある記述です。 植物にとって最も大事なこと…
(①からつづいています) 最初の本を書きあげた角野さんは、今度は物語を書いてみたいと思ったそうです。毎日、ご飯を食べるように書き続けました。「7年たって、終わりまで書けた作品がやっとふたつできました」と、書かれています。その作品が、『ビルにき…
『角野栄子 エブリデイマジック』(角野栄子著・平凡社)という本を読みました。去年(2019年)の夏に出版された本です。角野栄子さんって、アニメーション映画『魔女の宅急便』の原作者の方だと思いながら、書店の平台に置かれた、その本を手に取ったのです…