ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

草刈正雄さんに学ぶ ①

わたしにとって草刈正雄さんのイメージは、今から40年以上前の1978年、資生堂のシャワーコロン、ブラバスのテレビコマーシャルでした。“カリフォルニアシャワー”の文字が画面に表示され、白いスーツ姿の草刈さんが真っすぐな小道を走ってきます。道の…

『noma ノーマ、世界を変える料理』を観て⑤

(④からつづいています) おしまいに、レネさんがノルウェーの漁師から聞いた“パーフェクト・ストーム”の話をしてくれました。“パーフェクト・ストーム”というのは、空と海が一緒になって襲ってくる猛烈な嵐のことです。この世の終わりとも思える光景で、なす…

『noma ノーマ、世界を変える料理』を観て④

(③からつづいています) それについて、レネさんも補足されています。この食材しかダメだと制限したいわけではなく、大切なのは食材と向き合うことだというのです。できる限り北欧産の食材しか使いたくないというのは、それが食の世界に革命を起こす考え方で…

『noma ノーマ、世界を変える料理』を観て③

(②からつづいています) ノーマは、2010年、11年、12年と、3年続けて世界ベストレストランの1位に選ばれていました。2013年2月、ノーマで食事をした63名がノロウイルスに感染したのです。デンマーク保健委員会は原因を、体調不良のスタッフ、…

『noma ノーマ、世界を変える料理』を観て②

(①からつづいています) レネさんの家はマケドニアの農家でした。自然の中を自由に走り回り、どこへでも好きな場所に行ける、すばらしい生活だったといいます。生活が一変したのは、彼の両親が子どもたちを連れてデンマークに移り住んだからでした。60平米…

『noma ノーマ、世界を変える料理』を観て①

『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』のDVDを観たとき、その前に4編ほどの(当時の)新作DVD案内があり、その最初の作品が、『noma ノーマ、世界を変える料理』でした。 北欧デンマーク、世界一予約のとれないレストラン、ノーマ。世界ベストレ…

持てるエネルギーの使いみち

“一度や二度、踏まれたくらいであれば雑草も立ち上がってきます。しかし、何度も踏まれるような場所では、雑草は立ち上がってきません”。これは、『面白くて眠れなくなる植物学』(稲垣栄洋著・PHP研究所)の中にある記述です。 植物にとって最も大事なこと…

もし、もう一度生まれるとしたら

もう一度、自分に生まれたいだろうか。(『ずっと読みたい0才から100才の広告コピー』編者:WRITES PUBLISHING・ライツ社・【霧島酒造】CM 2014年・コピーライター:門田陽[電通]) この言葉を読んだとき、問いかけられたような気がして、考えてみるこ…

自分の人生で一番大切なこと ④

(③からつづいています) 現地で知り合った、もう1人の男子学生は、琢也さんの書いたパーソナルステイトメントを最終チェックのつもりで見せた相手です。琢也さんの原稿は、彼のこれまでの経歴を書いたものでした。それを読んだ男子学生が言います。“僕が入学…

自分の人生で一番大切なこと ③

(②からつづいています) 琢也さんが最も苦労したのは、英語のヒアリングでした。授業中、先生が何を話しているのか理解できず、バークレーの街で学生たちが討論を始めても、早口なこともあって、ほぼ内容が分からなかったそうです。そこで琢也さんは、(様々な…