ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

自分の人生で一番大切なこと ④

(③からつづいています)


現地で知り合った、もう1人の男子学生は、琢也さんの書いたパーソナルステイトメントを最終チェックのつもりで見せた相手です。琢也さんの原稿は、彼のこれまでの経歴を書いたものでした。それを読んだ男子学生が言います。“僕が入学審査員なら君は合格させない”と。つづけて、“タクヤは本当はどうしたいんだ? なんでそんなに頑張りたいんだ?”と尋ね、“書くべきなのは、偽りのない君の本心だよ”、そう助言してくれたのです。


琢也さんが書き直した、パーソナルステイトメントには家族への感謝の気持ちと、家族の期待に応えたい強い決意が綴られたそうです。


現在の琢也さんが話されていました。何で自分が大学で学べているのかを考えたとき、自分は恵まれていることに気づいたのだと。大学の精神でもあるように、そこで学べたことを自分の利益だけでなく、他の人にも発信していきたいと思われているのでした。


琢也さんの試された勉強法は、誰であっても自分の歩む道の過程で応用できるものだと思われました。


琢也さんは、受験勉強や大学で学ぶなかで、問題を解決する能力だけでなく、自分の人生で一番大切なことを見つけたようです。