ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

あるがままって、心をやわらかくする ①

いちばん苦しいことは何だろう? つらいことは? と思いをめぐらせてみたとき、わたしにとっては、このままの自分ではだめなんだ、って思うことだと感じました。自分のことを否定してしまうと、心が固まり、何につけても自信が持てなくなります。


ちょっと考えてみました。この気持ちのとっかかりは、自分に対しての全否定ではなかったはずです。自分の不十分なところを、これじゃいけないって許すことができないでいたら、その気持ちが、自分の全体にまで及んでしまったように思うのです。


どうにかしようにも、そう簡単に自分の欠点が改善されることはありません。マイナスなものを0(ゼロ)にしようとするのは、いつまでたっても苦しいことです。


ときには、方向の違う努力をすることもあります。それぞれの人の持つ個性があってもいいはずなのに、自信が持てないので、よく考えることもせず、他の人の考えに寄せていこうとするときにです。


自分のことを許せないのは、つらいことです。それに、自分の未熟なところを許して認められていないと、人のことも受け容れることはできないようです。20年以上前に読んだ本、『やすらぎ療法(セラピー)愛はすべてを癒す』(ジェラルド・G・ジャンポルスキー、ダイアン・V・シリンシォーネ著、石井朝子訳、春秋社)のなかに、自分が最も不快に思うことは、自分自身に対して嫌だと思っているところを、他の人の中に見ることだ、というような内容が書かれていました。長年のわたし自身の経験によっても、それは本当のことだと思われます。


(②につづきます)