ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

人気漫画『ホタルノヒカリ』を読んで ②

(①からつづいています)


その後、蛍は大阪支社に転勤になります。蛍が関西で働いている間、部長とは一度も会うことがありませんでした。蛍は部長と一緒にいたころから始めた500円玉貯金を続けていました。ビールを2日に1本にして、つもり貯金をすることもあります。


あるとき、蛍が部長に貰った植木鉢の桜が成長してきているのを見た、蛍の義兄が蛍に助言してくれました。土に植え替えるのは、蛍が根付く場所が決まったときのほうがいいのではないかと。その言葉がきっかけとなり、蛍は自分が根付く場所を自分で作ろうと決心します。500円玉貯金の“クセ”を強化し、ちょっとでも昇給できるなら資格も取ろうと考え、関西暮らしに慣れるまで下宿させてもらっていた姉夫婦の家に引き続き、自分で部屋を借りるより低予算で置いてもらえるように頼んだりと、前向きな生活が始まったのです。


5年の月日がたち、東京に戻った蛍は都下最西端の会社まで2時間の場所に、築40年の昔ながらの小さな一軒家を購入したのです。頭金もかなり父親から借りて、山ほどのローンも組みました。そこに、一週間働いているうちに散らかった部屋を、週末に気合を入れて片付ける蛍がいました。


そして、やっと部長(今では独立して社長になっている)に5年間の自分を見てもらいたいと思えるようになった蛍と、なぜか素直になれない部長との私的な再会の日がやってきました。そりゃまあ普通そうですよね、部長のお気持ち分かります。


わたしの今後の希望は、テレビドラマ『ホタルノヒカリ』の出演者の皆さんが、引き続いて『ホタルノヒカリSP』と『ホタルノヒカリBABY』をテレビで演じてくれることです。わたしと母の共通の楽しみになることは間違いありません。大人になった蛍を観てみたいです。