ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

テレビドラマ『ホタルノヒカリ』を観て ③

(②からつづいています)


第八夜では、“人と人がつき合うってことは、もともとめんどくさいもんなんだ”と、高野部長が話しました。“言いたいことを言い合って、いやなところをいっぱい見て、それでも楽しく過ごす”。“惚れた女ができたらな”と部長の言葉は続くのですが、惚れた相手はもとより、大切な人であれば家族にも応用できそうです。


第九夜で、マコトを好きになって、家の中でも無理をしない程度にちょっとがんばってみようとする蛍がいました。蛍はメールで、“部長は、ちょっとがんばる蛍さんと、いつものわたしとどっちがいいですか?”と聞きます。高野部長からの返信に、どんな蛍がいいとは書かれていませんでした。


“あれ(『ホタルノヒカリ』)は観てても、おもしろいって(いうか)⋯⋯興味はあるわ”。DVDを返しにいこうとしたとき、母が言いました。第八夜を観終わるころには、“ほんで、どんなになるんやろう?”ってつぶやいていたし、ドラマのある部分を見返しているときも、隣で母も、わずかな時間でも物語に引き込まれている様子でした。


今、このドラマを最初から観終わって思うのは、続編の『ホタルノヒカリ2』を観ないでは終われないということです。しばらくの間またテレビの画面でDVDを観ても、母が隣でウトウト⋯⋯することはなさそうです。