ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

自分の人生で一番大切なこと ②

(①からつづいています)


当時、英語は全くできなかった琢也さんでしたが、カリフォルニア大学UCバークレー校に進学することを決めました。渡米から5年後の29歳で卒業するという計画を立てたのです。1年目は語学学校へ行きます。自分でも基礎の英検3級から勉強をやり直しました。2年目~3年目は、短期大学に行きます。カリフォルニア州では、2年制の短期大学で成績が良ければ、4年制大学に3年次から編入できるのです。4年目と5年目は、カリフォルニア大学UCバークレー校で学ぶというものでした。


留学して、圧倒的な語彙力のなさを感じた琢也さんは、(時間を置かずに復習すると記憶が定着しやすいという)忘却曲線の理論に沿って単語を覚えました。たとえば、1日目は、単語を1ページ分覚えて、20分後に復習します。2日目は、前日分を復習してから、その日の分、単語1ページを覚えて、20分後に復習するのです。その方法を毎日続けます。覚えた単語を黄色のマーカーでチェックしていくと、テキストがだんだん黄色くなっていき、モチベーションが高まるのだといいます。


また琢也さんは、6時間の睡眠を確保して、残りの18時間を勉強に当てようと考えます。そのためにカレンダーに予定を書いていくのではなく、実際にやったことを1週間くらい記録していく、逆カレンダーというものを作りました。したことの内容によって色分けをします。勉強は黄色。勉強に関係のあることは青色で、関係のないことは赤色にしました。それによって、思ったより赤色が多いことに気づきます。どの時間にどんな勉強をすれば効率がいいのかも分かったようです。


(③につづきます)