ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

家のヒメツルソバ・冬のようす ①

家の玄関部分が、北側に面する道路から少し引っ込んでいるので、家の東に位置する玄関まわりは、その東側も道に面していることもあって日当たりのいい場所です。玄関の、前や東横のコンクリートに被われた土地と、その東側に隣接する(こちらもコンクリート製の)側溝との間にある、割れ目の地面から茎を延ばして、ヒメツルソバは自生しています。


ヒメツルソバの茎は家の敷地の方へも、また側溝とひと続きにあるアスファルトを張った市道に向かっても這っていこうとしますが、どちらも人の往来があるので茂るにまかせておくことはできません。


ただ例年5月の中旬に一斉の溝掃除があるのですが、それ以外の時季は溝蓋の上までなら延びていけます。ヒメツルソバの生えている場所から南へ4mくらい離れた溝の真横の市道に電柱が立っていて、その手前2.5mほどのところには支柱もあるので、その辺りには人も車も通らないからです。というわけで、玄関前の行き来のじゃまにならないように、道路に出て行って踏まれたりしないように、はさみを片手に、ごめんよーと言いながら手入れをしています。


1つ感心するのは、ヒメツルソバが玄関前の通行帯を避けて、それより奥のコンクリートのひび割れに種子を飛ばして根付いたことです。たまたま風に吹かれていった先に頃合いの地面があったのだと思いますが、コンクリートのひび割れはヒメツルソバが元いた場所から続いています。また、そこにはエアコンの室外機が置いてあり、機械の下に平衡を取るために置かれたコンクリートブロックが、背の低いヒメツルソバにとって北風からの避難場所にもなっていました。


去年(2020年)、12月の中頃を過ぎてもヒメツルソバはそれまでと変わりなく、いきいきと葉や花を付けていました。今年はこのまま冬を越せるのかもしれないと安直に思っていました。


(②につづきます)