ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』を観て ②

(①からつづいています)


それからの2500年間、指輪の行方は誰も知りません。あるとき“ゴラム”が指輪の新しい持ち主となり、その後500年もの間“霧ふり山脈”の洞窟の中で指輪の虜となりました。ゴラムの手からすべり落ちた指輪は、今度は“ホビット庄(シャイア)”に住むビルボ・バギンズの手に渡ります。以来60年、人知れず指輪を持ち続けたビルボは、家や家財道具と共に指輪もフロドに譲るのでした。けれど今、冥王がモンドールで息づき、主人の呼ぶ声に指輪は目覚めたのです。モンドールからの使者はシャイアに向かっていました。


中つ国全体のために方法は1つでした。モンドールへ潜入して、指輪が生まれた炎の中に投げ込むのです。誰がその使命を? 会議の席は沈黙に包まれ、やがて言い争いになります。いたたまれなくなったフロドの声がしました。僕がやります!と。わしも重荷を分かち合おう、賢者ガンダルフが続きます。わたしも君を守る命を懸けて剣に誓う、と言ったのはイシルドゥアの末裔のアラゴルンでした。僕は弓で戦う、とレゴラスギムリは斧で戦うといいます。これが会議の決断ならゴンドールは従う、と執政官の息子、ボロミア。おれも行きます、フロドとここに来たサムです。おれたちも一緒に!行き掛かり上、フロドとサムと共にシャイアからここまで来ることになってしまった2人、メリーとピピンも言いました。この9人で指輪を葬る旅に出ることになったのです。


旅の途中で、フロド(とサム。サムは後でちゃんとフロドと合流できたので)を先に出発させたアラゴルンは、レゴラスギムリと共に、オークの兵に捕らわれたメリーとピピンの救出に向かいます。我らに力のある限り!身一つになってオークをやっつけよう、というのです。メリーとピピンもまた、フロドを逃がすためにオークに捕まったのでした。


もし、目的一辺倒で突き進んでいくとしたら、どういうことになるのだろうと考えてみました。それは暗黒の力とかわらないのではないかと思いました。よろこび合える仲間はそこにいないのですから。