ヒメツルソバ日記

明るい気持ちになった物事を綴ります

『天使にラブ・ソングを2』を観て ③

(②からつづいています)


おはよう皆さん、席に着いて。進級したいなら努力して、全員落第してもわたしは構わないのよ。今までのやり方をすべて変えると宣言したクラレンスは生徒に、お互いに敬意を持って付き合いましょう、と話しかけました。やがてクラレンスは、音楽クラスで聖歌隊を作ることを決意しました。


ほこりだらけの昔の音楽室を、生徒、先生、シスターみんなで掃除し、傾いたピアノを修理しました。クラレンスは生徒一人ひとりの歌を聴き、感動を伝えたり助言をします。毎日繰り返される発声練習、そして校内での発表会で新しい聖歌隊が誕生しました。今度は6週間後に、ハリウッドで開催される州の聖歌隊コンテストに出場することになったのです。


生徒たちは猛練習し、いよいよバスはハリウッドへ向けて出発しました。その後を、クラレンスの正体を突き止めた理事長のクリスプと、校長、先生方が、ラテン語のトーマス先生の運転する車で追うのです。生徒たちのコンテスト出場を阻止しようというのでした。


聖歌隊を作るときも、聖歌隊コンテストに出場することを決めたときにも、クラレンスは生徒の自発性をたいせつにしました。そして、“あなたが成功したかったら周りの世界をもっとよく見て”この言葉を、発声練習をするのと同じく、彼らと共に言い続けたのです。