(②からつづいています)
聖歌隊の歌を聴くために日曜日のミサは盛況になり、修道院の屋根を修繕するための募金が集まります。託児所や食事の無料配給所も設立されました。そんな折、クラレンスはサウザー警部補から、裁判が早まり、2日後に始まる連絡を受けます。同じ頃、院長は、本来の修道生活を忘れて町に繰り出すことがいいことなのか、この地域との交流が危険であるのではないか、と憂慮していたのです。そんなこんなの中、クラレンスの居場所がギャングに知られてしまうのでした。
『天使にラブ・ソングを…』は喜劇なので、笑えて、安心して観ていられます。その中で、いつも陽気ね、とクラレンスから声をかけられたパトリックは、性分だから仕方ないわと笑い、ロバートは何につけても普通の人よりやることが下手で遅いのだと吐露します。クラレンスへの感謝として、4人が内緒でアイスクリームを食べていたとき、ラザラスは贅沢は罪だといいながら、ピーカン味はないのかとか、シロップは? などと聞いたりするのです。
主についていく 主の行かれる所なら どこへでも この先ずっと主のみもとに 何があっても離れはしない……。ローマ法王を前にして聖歌隊が歌いました。誰にでも分かりやすく、身近に感じられるフレーズでした。原曲は、いつの時代にも多くの人から愛され、親しまれている曲であるそうです。器用じゃなくても、へこたれながら、大事なものをたいせつにしようって思えました。